iPhone買取・販売専門店のリノスマです。
メルカリのようなフリマアプリでiPhoneを購入するとき、思わぬトラブルに巻き込まれないためにいくつかのポイントを押さえておく必要があります。
適当に購入しているとトラブルに巻き込まれたり、購入後に後悔する可能性があります。
今回は中古iPhone買取・販売のリノスマスタッフが「メルカリでiPhoneを購入する時の注意点」を解説していきます。
中古iPhoneの状態を確認する
まず、トラブルにならないための前提として、商品説明や画像をよく確認する必要があります。
商品説明をよく読む
メルカリでは出品者が商品の説明を記載します。
iPhoneの購入においては、まずこの商品説明からしっかり情報を集めましょう。例えば以下の点が重要です:
- iPhoneのモデル名
例として「iPhone 13」「iPhone SE 第2世代」「iPhone 12 Pro」など、モデルによって性能や対応している機能が異なります。
購入するモデルが自分の希望条件に合うかどうかを、まずは把握してください。
最新のモデルであればあるほど価格が高い傾向にありますが、逆に少し古いモデルであってもバッテリーの状態や外観が良好であればコストパフォーマンスが高い場合もあります。 - ストレージ容量
iPhoneのストレージ(容量)は16GBから1TBまで多様なバリエーションがあります。
一般的には、写真や動画、アプリなどを多く利用する方は128GB以上を推奨するケースが多いです。
購入後にストレージ不足で困らないためにも、商品説明に書かれている容量と、自分の使用環境がマッチするか考えましょう。 - 外装の状態(キズや汚れの有無)
中古のiPhoneには、微細なキズやスレがあることが普通です。
小さな汚れやキズは使用には問題ない場合が多いですが、画面全体にヒビが入っている、背面ガラスが大きく割れているなどの場合には修理費が高額になることがあります。
説明文に「画面割れ」や「傷あり」と書かれているときは、その程度をしっかり確認しましょう。 - バッテリーの状態(最大容量)
iPhoneは「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」でバッテリーの最大容量を確認できます。
説明文で「80%前後です」と書かれている場合、ある程度バッテリー劣化が進んでいる可能性があります。
外出先で長時間使いたい方や、バッテリーが少なくなると困る方は、少なくとも85%以上を目安にするのが無難です。 - 付属品の有無
箱や充電ケーブル、イヤホン、SIMピン、ステッカーなど、購入時に付属しているものがそのまま揃っているかどうかも重要な要素です。
なかった場合は充電器などは特に別途購入する必要もあるので、付属品の有無も確認するようにしましょう。
写真を確認する
商品説明だけでなく、実際の写真も要チェックです。
画面のキズや背面の状態など、文章では書ききれない微細な部分を見ておくことで、実際に手元に届いたときのギャップを減らせます。
- 外観の傷やヒビ
正面・背面・側面など、複数のアングルの写真が掲載されていることを確認しましょう。
画面の端や角にヒビがある場合、修理代が高くなる可能性があるため要注意です。 - 画面表示の不具合やドット抜け
ディスプレイに一部異常があると、表示されていない箇所があったり色ムラが出たりします。
通常、出品者はそういった不具合を商品説明に記載しているはずですが、写真で実際に表示している画面を載せてくれている場合は、しっかり確認してください。
特に画面の一部が白くなっているホワイトスポットと呼ばれる症状は出品者も気づいてない可能性があるので注意してください。
- 背面カメラや端子部分の状態
カメラ部分が割れていると撮影時に影響が出る恐れがありますし、充電端子(Lightningコネクタ部分)に損傷があると充電自体ができなくなる可能性があります。
また、イヤホンジャック搭載モデル(iPhone 6sやSE 第一世代など)であればジャック部分もチェックしましょう。
バッテリーの最大容量
前述の通り、バッテリーの最大容量は80%を目安に劣化具合を判断します。Appleの公式見解によると、80%を下回るとバッテリー交換を推奨されています。
普段使いで一日中外出する人や、ゲームや動画視聴などで電池消耗が激しい使い方をする場合は、バッテリー交換が必要になることも想定しておきましょう。
交換費用はモデルによって異なりますが、1万円前後は見込んでおくのが安全です。
また。バッテリーの膨張なども出品者が気づいていない可能性があり、バッテリー劣化が進んで膨張していることもあるので、事前にコメントで確認するようにしましょう。
【対処法と原因を解説】iPhone15Proのバッテリーは膨張しやすい?
出品者の評価を確認する
出品者の評価は購入するにあたり一番と行っていいほど重要な項目です。
高評価の出品者を選ぶ
メルカリでは、出品者ごとに購入者からの評価が付与されます。通常、「良かった」「残念だった」の2段階で、取引が終わった際に評価が残ります。以下のポイントに注目してください。
- 評価率の高さ
良い評価が90%以上ある出品者は、基本的に安心感が高いといえます。
中には何百件も取引をこなしている方もおり、こういった出品者はトラブルが少なく、丁寧なやり取りが期待できます。 - 悪い評価の内容をチェック
悪い評価が数件あっても、内容によっては購入者側の誤解だったり、配送事故など出品者の責任ではないケースもあります。逆に、明らかに出品者に非があるトラブルが頻発している場合は避けたほうが無難です。
評価コメント欄をチェック
評価欄だけでなく、評価コメントも重要な情報源です。
過去の取引で購入者が「梱包が雑だった」「返事が遅かった」などの不満をコメントしている場合、その出品者は対応がしっかりしていない可能性があります。
一方、「すぐに対応してくれた」「丁寧に梱包してくれた」などポジティブな評価が多い場合は安心感が増します。
最近の出品履歴を見る
定期的にiPhoneを出品している人は、在庫を仕入れている業者や中古ショップとの繋がりがある場合も考えられます。
その分、商品知識が豊富な可能性があり、質問にも丁寧に回答してくれるケースが多いでしょう。
しかし、最近アカウントを作成したばかりで評価が極端に少ない出品者から高額商品を購入するのはリスキーです。もちろん新規参入の方もいますが、詐欺の温床になりやすい傾向もあるため、慎重に見極める必要があります。
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IMEI番号を確認する
IMEI番号の確認方法
IMEI番号(International Mobile Equipment Identity)とは、スマートフォン各台に割り当てられる固有の識別番号です。メルカリでiPhoneを購入するときは、IMEI番号を出品者に教えてもらいましょう。具体的には次のような使い方があります。
- 赤ロム(ネットワーク利用制限)かどうか
IMEIでは行いネットワーク利用制限がかかっているかどうかをチェックすることができ、
分割払いの途中で支払いが滞るとキャリア側で「ネットワーク利用制限」がかけられ、通信ができなくなることがあります。
いわゆる「赤ロム」と呼ばれ、IMEI番号を入力することで「○」「△」「×」のステータスが表示されます。「×」の場合は通信制限がかかっているため、よほどの理由がない限りは手を出さないようにしましょう。
下記のサイトですぐに確認することができます。
IMEI番号が記載されていない場合
商品説明欄にIMEI番号が記載されていない場合は、出品者に直接問い合わせるのがベストです。
IMEI番号の提供を拒否される場合は盗難品や赤ロムなどのリスクがあるかもしれません。
取引後に問題が発覚しても、メルカリ運営や警察に相談するのは手間も時間もかかりますので、購入前の段階で明確な情報を得られない出品者との取引は避けることをおすすめします。
返品・返金ポリシーを確認する
メルカリのルールを理解する
メルカリでは基本的に購入者都合での返品は受け付けられないことがあります。
しかし、「商品説明と著しく異なる」場合や「明らかな不具合がある」場合など、出品者の責任が疑われるケースでは、メルカリ事務局に相談することで返品や返金が認められる可能性があります。
たとえば以下のような例です:
- ・説明に無かった大きな画面割れが届いた
- ・動作しない(電源が入らない、タッチが効かないなど)
- ・明らかに偽物のパーツが使われていた
出品者のポリシーを確認する
出品者が「返品不可」と明示していても、商品に重大な欠陥が見つかった場合はメルカリ事務局への問い合わせで対応してもらえることがあります。
ただし、これには時間がかかる場合も多いですし、必ずしも返品・返金が認められるわけではありません。
余計なトラブルを避けるためにも、購入前に商品状態を可能な限り詳しく確認し、不安があればコメント欄で出品者に質問して疑問を解消しておくことが大切です。
トラブル防止のための記録
メルカリ上でのやり取りは、スクリーンショットなどで記録しておくと安心です。
万が一、言った言わないのトラブルになった際に、客観的な証拠として提示することができます。
特に高額商品では、ほんの少しのすれ違いが大きな問題に発展する可能性もあるため、取引メッセージの履歴はこまめに保存しておきましょう。
価格が適正か確認する
相場を調べる
iPhoneはモデルや容量、色、付属品の有無、バッテリー状態などによって相場が変わります。
メルカリ内の同モデルの売り切れ相場を検索して、だいたいどのくらいの価格帯で売買されているのかをチェックしましょう。
また、中古スマホ販売店のオンラインショップを参照すると、店舗販売での中古価格の相場も分かりやすいです。
安すぎる価格に注意
同じ条件の出品が3〜4万円程度で売られている中、突然1万円台で出ていたら要注意です。以下のようなリスクが潜んでいる可能性があります。
- 故障品や部品取り
動かない、または部分的に不具合がある商品を売りたいがために安価で出している。説明文に「ジャンク品」と書かれている場合は注意しましょう。 - 盗難品や赤ロム
先述したように、分割払い途中で支払いが滞った赤ロムや盗難品は市場価値が大幅に落ちるため、相場より安く出されている可能性があります。
適正価格で購入するメリット
適正価格で出品されているiPhoneは、商品の状態や出品者の対応がしっかりしているケースが多いです。
- ・バッテリー交換済みの明記
- ・保証書や購入証明が付属
- ・外観や動作確認を詳細に説明
こういった要素がそろっていれば、購入後の安心感が全く違います。
安い値段で「掘り出し物」を狙うよりも、多少相場通りでも状態の良い商品を選ぶほうが結果的にはトラブルが少ないでしょう。
発送方法と梱包を確認する
発送方法の確認
メルカリでは、メルカリ便やゆうパックなど追跡可能な方法での発送が主流です。
高額商品の場合はとくに追跡ができる発送方法を選んでいる出品者のほうが安心できます。
仮に配送中に紛失や破損があっても、メルカリ便ならトラブル時に補償があるため被害を回避しやすいです。
梱包の状態を確認
iPhoneは精密機器ですので、しっかりした衝撃吸収材に包んだうえで箱に入れて発送してもらうのが理想です。
写真や商品説明に「エアキャップ(プチプチ)を使用して丁寧に梱包します」など記載があるか確認しましょう。
出品者によっては送料を抑えるために簡易包装にする人もいますが、高額商品ほど梱包状態は重視したいところです。
購入後の取引メッセージで「水濡れ防止とプチプチでの梱包をお願いします」と具体的に伝えることも、トラブル回避につながります。
購入後のチェックポイント
動作確認
商品が手元に届いたら、すぐには受取評価をしないで以下を確認しましょう。
- 電源のオン・オフ
異常なく起動するか、一度再起動して問題がないか確かめます。 - タッチスクリーンやボタンの操作
画面の隅々までタッチが反応するか、ホームボタン(Touch ID)や音量ボタン、サイドボタンが正常に機能しているか確認してください。Face ID搭載モデルでは顔認証の作動状況も確かめましょう。 - カメラとスピーカーの動作
カメラを起動して写真や動画を撮影し、スピーカーから音が出るか、マイクが正常に作動しているかもテストします。通話テストを行うことで、受話・送話の状態も確認できます。 - 充電や各種接続
充電ケーブルを差し込んだときに正しく充電が始まるか、ワイヤレス充電対応モデルならワイヤレス充電器で問題なく充電できるか、BluetoothやWi-Fiの接続が安定しているかなどもチェックすると安心です。
付属品の確認
商品説明に「箱・ケーブル・SIMピン付き」と記載があれば、それらが全て揃っているかを必ず確認しましょう。
純正ケーブルが付属すると謳っていたのに、実際にはサードパーティ製のケーブルが同梱されているなど、商品説明と異なるケースは意外とあります。
商品説明にない不足や相違があった場合は、すぐに出品者に連絡して事務局に相談する準備を整えましょう。
IMEI番号の再確認
届いたiPhoneのIMEI番号が、出品者が説明した番号と同じかどうかをチェックしてください。
もし相違があれば、盗難品や赤ロムのリスクが高まります。
また、キャリアのサイトでネットワーク利用制限のステータスをもう一度確認し、購入前と状態が変わっていないかも念のため確認しておくと安心です。
追加で気をつけたいポイント
ここまで挙げた注意点に加え、iPhone特有の設定や機能に関するトラブル防止策をいくつか補足します。
アクティベーションロック(iCloud)の確認
中古のiPhoneでは、前の持ち主のApple IDが残ったままになっているケースがあります。
これをアクティベーションロックといい、サインアウトしていない状態だと、次のユーザーがそのiPhoneを利用できないことがあります。
初期化をされていないデバイスを受け取った場合には、設定画面でiCloudからサインアウトしてもらっているかチェックしましょう。
ジャンク品の線引き
出品者の中には「動作確認していません」「画面割れあります」といった説明で格安出品するケースがあります。
こういった端末はジャンク品扱いの場合が多く、修理が前提になります。部品取り用途で買うのであれば問題ありませんが、普通に使いたい方は避けるのが無難です。
海外版iPhoneの注意
稀に海外版のiPhoneが出品されていることがあります。
海外版は技適マーク(技術適合証明)や周波数帯が国内版と異なるケースもあるため、国内キャリアで正常に通信できない場合があるほか、修理対応を日本国内で受けられない可能性もあります。
通常使用に不安が残るため、よほど理由がない限りは国内版iPhoneを選ぶほうが安全です。
9. まとめ
ここまで、メルカリでiPhoneを購入する際の注意点を細部にわたって解説してきました。
これらのポイントを総合的に踏まえて取引を進めることで、メルカリでのiPhone購入をより安全かつ満足度の高いものにできます。
特に高額商品であるiPhoneは、見た目や値段だけで飛びつくと後々大きなトラブルに巻き込まれる可能性が高まります。
少しでも不安な要素があれば、購入前にコメント欄で質問し、疑問を解消してから進めましょう。
リノスマではiPhone8〜最新機種までの取り扱いがあり、バッテリー交換済みのiPhoneはもちろんのこと、プロの整備スタッフが丁寧に整備・検品したものを販売しております。
販売だけではなく買取も行っており、簡単にお見積りを出すことも出来ますので、いらなくなったiPhoneがあれば、まずはお気軽にご相談ください!
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