iPhone買取・販売専門店のリノスマです。
「社内で使っていたiPhoneが、機種変更で大量に余ってしまった」
「リースアップしたiPhoneをどう処分すればいいのか分からない」
「情報漏洩が怖いから、まとめて廃棄した方が安全じゃないだろうか?」
企業のIT・総務担当者の皆様は、こうした悩みを抱えていませんか。
法人契約のiPhoneは、社員の業務を支える大切なツールですが、ライフサイクルが終わった後の処分方法が意外と厄介です。
多くの企業では、情報漏洩のリスクを恐れて、わざわざコストをかけて物理的に破壊・廃棄しています。でも、その判断は本当に正しいのでしょうか。
実は、正しい手順を踏めば、不要になったiPhoneは「負債」ではなく「資産」として、会社の利益に貢献できるんです。この記事では、「法人・会社が持つ大量のiPhoneについて、買取と廃棄のどちらが賢いのか」、「コスト、セキュリティ、環境貢献」といった視点から買取のプロが詳しく解説します。
法人iPhoneの処分、主な2つの選択肢

社内で不要になったiPhoneを処分する方法は、大きく分けて「廃棄」と「買取」の2つです。
それぞれ特徴が違うので、企業の状況に応じて選ぶ必要があります。
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iPhoneを産業廃棄物として「廃棄」する
一つ目の選択肢は、iPhoneを「産業廃棄物」として専門業者に処分してもらう方法です。
法人が事業活動で使ったIT機器は、家庭ゴミとして捨てられません。バッテリーが含まれるため、法律(廃棄物の処理及び清掃に関する法律)に基づいて、きちんと処理しなければならないんです。
多くの企業がこの方法を選ぶ理由は、「データ漏洩のリスクを完全に断ち切りたい」という思いからです。物理的に破砕(クラッシュ)処理を行えば、端末内のデータが復元される可能性はほぼゼロになります。
ただし、この方法には処分費用がかかります。端末1台あたり数百円から数千円のコストが発生し、台数が多いほど負担は大きくなります。
iPhoneを資産として「買取」に出す
二つ目の選択肢は、中古iPhoneとして専門の買取業者に売却する方法です。
これまで「捨てるもの」だと思っていた古いiPhoneが、実は価値のある「資産」だという見方です。たとえ数世代前のモデルでも、正常に動作するものはもちろん、画面が割れていたり、バッテリーが劣化していたりする「ジャンク品」でも、多くの場合値段が付きます。
買取の最大のメリットは、廃棄コストがかかるどころか、売却益が得られる点です。新しい端末の導入費用を補填したり、他のIT投資に回したりと、経費削減に直結します。
一方で、担当者が心配するのはやはりセキュリティ面です。
データ消去について、どのように対応すればいいのでしょうか。
なぜ廃棄より買取が推奨されるのか?4つのメリット

わざわざコストをかけて廃棄するより、買取を選ぶべき理由はいくつかあります。ここでは、企業が得られる具体的なメリットを4つの面から解説します。
メリット1:コスト削減と利益の創出
一番のメリットは、経済的なメリットです。
廃棄する場合、1台あたり平均1,000円前後の処分費用がかかるとすると、100台あれば10万円の支出です。
対して買取の場合、たとえ1台あたりの買取価格が5,000円だとしても、100台あれば50万円の収入になります。
・廃棄の場合: 100台 × 1,000円/台 = 100,000円の支出
・買取の場合: 100台 × 5,000円/台 = 500,000円の収入
この差は60万円にもなり、企業のキャッシュフローへの影響は決して小さくありません。機種が新しかったり、状態が良かったりすれば、その利益はさらに大きくなります。
メリット2:適切なデータ消去による情報漏洩リスクの低減
「買取はデータ漏洩が心配」という声は、法人担当者から一番よく聞きます。でも、実はiPhoneのデフォルトの初期化機能で十分にデータは消去できるんです。
iPhoneは端末内のデータを暗号化して保存しており、正しい手順で初期化(「すべてのコンテンツと設定を消去」)を実行すれば、暗号化キーが削除されるため、データの復元は実質的に不可能になります。これはAppleが公式に認めているセキュリティ機能です。
また、基本的に買取店では売却前の動作確認後に再度、初期化することが多いので、2回初期化すればデータの復元は不可能です。
信頼できる法人向け買取業者は、このデータ消去プロセスを理解した上で、さらに以下のような対応を行っています
・初期化の確認: お客様側で初期化済みの端末について、確実に消去されているか再確認。
・物理破壊: 万が一、買取不可と判断された端末や、お客様の特別な要望がある場合は、内蔵ストレージを物理的に破壊する対応も可能。
iPhoneの標準機能による初期化で十分なセキュリティレベルを確保することが可能です。
メリット3:環境貢献(CSR活動)への寄与
廃棄されたスマートフォンは、きちんとリサイクルされない場合、有害物質が環境に流出する恐れがあります。一方、買取られたiPhoneは再整備(リファービッシュ)されて、中古市場で再流通します。
これは、製品のライフサイクルを延ばし、新しい製品を作るために必要な資源やエネルギーの消費を抑えることに繋がります。
1台のスマートフォンを作るには、多くの希少な資源(レアメタル)とエネルギーが必要です。リユースは、こうした資源採掘や製造プロセスに伴う環境負荷を減らす、かなり効果的な手段です。
法人としてiPhoneを買取に出すことは、企業の社会的責任(CSR)やSDGsへの取り組みの一つとして、社内外にアピールできます。
メリット4:管理業務の効率化
大量のiPhoneを一台ずつ管理して、産業廃棄物として処理する手続きは、意外と手間です。
法人買取を専門とする業者に依頼すれば、これらのプロセスを大幅に簡略化できます。
・一括査定: 大量の端末をまとめて査定。
・出張買取・郵送買取: オフィスにいながら処分が完了。
・データ消去作業のサポート: 初期化の仕方がわからない場合、徹底サポート。
買取前に確認!法人利用が多いiPhoneのスペック
ここでは、数年前のモデルで、法人での利用実績が多いiPhoneのスペックを見ていきましょう。端末の状態によって価格は大きく変わりますが、一つの基準として参考にしてください。
機種名 | ストレージ | CPU | ディスプレイ | カメラ | 特徴・法人利用のポイント |
iPhone SE (第2世代) | 64GB/128GB/256GB | A13 Bionic | 4.7インチ Retina HD | 12MP広角 | ホームボタン(Touch ID)搭載で手袋を外せない現場でも使いやすい。コンパクトで携帯性に優れ、コストパフォーマンスの高さから広く導入された。 |
iPhone 11 | 64GB/128GB/256GB | A13 Bionic | 6.1インチ Liquid Retina HD | 12MP広角/超広角 | 当時のフラッグシップモデルに匹敵する処理性能。Face IDによるセキュアな認証。バッテリー性能も高く、外回り営業などでも安心して利用可能。 |
iPhone 12 | 64GB/128GB/256GB | A14 Bionic | 6.1インチ Super Retina XDR | 12MP広角/超広角 | 5G通信に初対応し、高速なデータ通信が求められる業務に適している。Ceramic Shieldによる頑丈なディスプレイも現場利用で心強い。 |
iPhone 13 | 128GB/256GB/512GB | A15 Bionic | 6.1インチ Super Retina XDR | 12MP広角/超広角 | バッテリー持続時間が大幅に向上。シネマティックモードなど動画機能も強化され、広報やコンテンツ制作業務でも活用できるスペックを持つ。 |
これらのモデルは中古市場でも依然として人気があり、たとえ数年使ったものでも、状態が良ければ高価買取が期待できます。廃棄してしまうのは、本当にもったいない選択です。
【iPhone専門買取】リノスマも法人大量買取に対応

リノスマでも法人からの大量買取に対応しています。
お持ちのiPhoneの状態は正常品だけでなく、長年使ってバッテリーがかなり劣化したもの、現場での落下で画面が割れてしまったもの、あるいは非正規の業者で修理したものなど、そのコンディションは本当に様々です。
一般的な買取店では、これらは一つひとつが減額の対象になり、当初の見積もりから大幅に価格が下がってしまうことが多いです。
リノスマでは以下のような項目は基本、減額なしで買取り可能ですし、壊れていても高額で買い取れる可能性があります。
バッテリー劣化による減額がありません
法人で数年間使われたiPhoneのバッテリーが劣化しているのは、むしろ当然のことです。
一般的な買取店では、バッテリー最大容量が80%を下回ると数千円から1万円規模で減額査定されますが、リノスマでは自社に在籍する専門の修理スタッフがすぐに交換できる体制を整えているため、バッテリー劣化による減額はありません。
画面割れやカメラレンズ割れなど「壊れていても」高価買取します
業務中に起きがちな画面のひび割れ、背面ガラスの破損、カメラレンズの傷といった故障。他店では買取を断られたり、二束三文の価格を提示されたりすることも多いこれらの端末も、リノスマでは高価買取の対象です。
部品単位での価値を正確に査定し、再販可能なレベルまで修復する技術があるため、ジャンク品も価値を最大限に見出すことができます。
非正規店での修理歴も問題ありません
コスト削減のために、非正規の修理業者でバッテリーやディスプレイを交換した経験のある端末も、リノスマでは買取可能です。純正部品か互換部品かを問わず、弊社が設けている独自の機能テストに合格すれば、減額の対象にはなりません。
プロの目でパーツの互換性や品質を見極め、責任を持って再整備することで、中古市場でも通用するクオリティを担保できるからです。
付属品の有無やSIMロックが解除されているかどうかで査定額が変わることもなく、明朗会計を徹底しています。
「キャリアの下取りに出したら、ほとんどの端末が数百円と言われた」
「他の買取店で見積もりを取ったら、故障や劣化で減額が重なり、結局ほとんど値段が付かなかった」
こんな経験をお持ちの法人担当者様は、ぜひ一度リノスマにご相談ください。他社では数千円だった端末が、リノスマでは数万円の価値が付くといったケースは、決して珍しくありません。
まずは、法人買取の窓口よりお問い合わせください。その後、必要書類を提出し、着払いにて弊社宛にiPhoneを送っていただきます。
オフィスから一歩も出ることなく、大量のiPhoneを買取に出すことができます。
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買取を成功させるための3つの重要ポイント

法人iPhoneの買取をスムーズに進めて、満足のいく結果を得るには、いくつかの注意点があります。
1. データ消去の徹底と証明書の受領
一番重要なのがデータ消去です。iPhoneの場合、Appleが推奨する正しい手順で初期化を行えば、データは安全に消去されます。
Appleが推奨する手順は以下の通りです。
・データのバックアップ: 必要に応じてiCloudやPCにデータを保存します。
・すべてのコンテンツと設定を消去: [設定] > [一般] > [転送またはiPhoneをリセット] > [すべてのコンテンツと設定を消去] を選択します。
最近のiOSは初期化の手順を踏めば、iCloudからのログアウトも可能ですので、以前よりさらに簡単になっています。
この手順を正しく実行すれば、iPhoneの暗号化機能によってデータは実質的に復元不可能になります。
リノスマでは買取後に再度、初期化を行うため、より安全にデータを消去可能です。
2. 法人買取の実績が豊富な業者を選ぶ
買取業者には、個人向けをメインにしている店舗と、法人向けの大口取引も対応している買取店があります。
・大量査定に対応: 数十台、数百台単位の査定を効率的に行うフローが確立されている。
*リノスマでは数百台規模の買取は要相談となります。
・柔軟な買取方法: 郵送買取だけでなく、台数によっては出張買取にも対応してくれる。
・法人向けの書類発行: 見積書、請求書、納品書など、経理処理や監査に必要な書類をスムーズに発行できる。
・専任の担当者: 査定から入金まで、一貫してサポートしてくれる担当者が付く場合が多い。
これらのサービスが整っていることで、担当者の負担は大幅に軽くなります。
3. 複数の業者に見積もりを依頼する(相見積もり)
買取価格は、業者によって大きく違います。ある業者では1台1万円だったものが、別の業者では1万5千円になることも珍しくありません。これは、各社が持つ販売ルートや在庫状況、修理能力に違いがあるためです。
そのため、必ず2〜3社以上の業者に見積もりを依頼して、価格やサービス内容を比較検討することが大切です。
オンラインで簡単に見積もりが取れる業者も多いので、手間を惜しまずに相見積もりを取って、最も条件の良い買取店を見つけましょう。
よくある質問(FAQ)
はい、Appleの推奨手順に従って「すべてのコンテンツと設定を消去」を実行すれば、データの流出リスクは実質的にありません。iPhoneは端末内のすべてのデータを暗号化して保存しており、初期化を行うと暗号化キーが削除されます。暗号化キーがなければデータの復号化は不可能なため、仮にストレージに痕跡が残っていても読み取ることはできません。
はい、法人取引に慣れた業者であれば、見積書、請求書、買取明細書などの各種書類発行に柔軟に対応しています。リノスマでも、お客様の経理フローに合わせた書類をご用意いたしますので、お気軽にご相談ください。
買取可能です。リノスマでは、画面割れ、バッテリーのひどい劣化、ボタンの不具合、電源が入らないといったジャンク状態のiPhoneでも買取を行っています。内部のパーツ単位で価値を査定するため、諦めて廃棄する前に一度査定に出すことをお勧めします。
はい、問題ありません。リノスマでは、充電器やイヤホンなどの付属品の有無、SIMロックの状態によって査定額が変わることはありません。
本体の状態のみで査定しますので、付属品を紛失していたり、SIMロック解除の手続きをしていなくても、そのままお送りいただいて大丈夫です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
法人・会社で不要になった大量のiPhoneは、わざわざコストをかけて廃棄するのではなく、専門業者に買取を依頼することをリノスマでもオススメしています。
バッテリー劣化や故障といった法人端末にありがちな状態でも、その価値をちゃんと評価してくれる査定基準を持っているか。
これらのポイントを確認して、買取に出してください。
リノスマではiPhone8〜最新機種の1世代前までの取り扱いがあり、自社で買取はもちろんのこと、販売も行なっております。
法人買取の見積もりも簡単に出すことも出来ますので、いらなくなったiPhoneがあれば、まずはお気軽にご相談ください!