iPhone買取・販売専門店のリノスマです。
毎日使うiPhoneだから、充電がうまくいかないと本当にストレスがたまります。
「昨日まで普通に使えていたのに、なぜか充電ケーブルを挿しても反応しない」
「角度を変えないと充電が始まらない」
「ファンファンと音が何度も鳴ったりして、充電が始まらない」
といった経験はありませんか。
この問題は、多くのiPhoneユーザーが一度は経験する、よくあるトラブルです。
もしかしてiPhone本体が壊れてしまったのか、高い修理代がかかるのではないかと思ってしまうかと思います。
ただ、すぐに故障だと決めつけるのは早いです。iPhoneの充電が途切れる原因は、実は単純な見落としや、簡単なメンテナンスで直るケースが少なくありません。
ソフトウェアの一時的な不具合、充電ケーブルの劣化、充電ポートの汚れなど、原因はいろいろあります。
この記事では、iPhone修理のプロがiPhoneの充電が途切れてしまう際に考えられる原因を整理して、「誰でも今すぐ試せる改善方法を9つ」、優先度の高い順に詳しく解説していきます。
iPhoneの充電が途切れる際に考えられる主な原因

充電が不安定になる問題は、単一の原因ではなく、複数の要因が絡み合っていることもあります。
まずは、どこに問題があるのかを切り分けるために、考えられる原因を大きく4つのカテゴリーに分けて見ていきましょう。
ソフトウェア(iOS)の一時的な不具合
iPhoneを動かしている基本ソフトウェアであるiOSに、一時的なエラーが起きているケースです。アプリの動作や通信など、iPhone内部では常に複雑な処理が行われています。この処理の過程で何らかの不具合が生じ、充電の制御システムがちゃんと機能しなくなることがあります。
特に、iOSのアップデート直後や、長期間再起動していない場合に起きやすい傾向があります。この場合、iPhone本体のハードウェアが壊れているわけではないので、比較的簡単な操作で直る可能性が高いです。
充電アクセサリー(ケーブル・アダプタ)の問題
最もよく見られる原因が、日常的に使っている充電ケーブルやACアダプタといったアクセサリー類のトラブルです。
ケーブルの断線・損傷: ケーブルの根元は負荷がかかりやすく、内部で断線していることがあります。見た目には問題なくても、内部で細い線が切れていると、電力が安定して供給されず、充電が途切れる原因になります。
端子の汚れや腐食: Lightningケーブルの端子部分は、皮脂やホコリ、湿気などで意外と汚れています。金属端子が汚れていると接触不良を起こし、正常に電気が流れません。
非認証製品(MFi認証外)の使用: Appleが性能基準を定めた「MFi(Made for iPhone/iPad/iPod)」認証を受けていない安いケーブルは、品質が安定していません。
最初は使えても、iOSのアップデートで使えなくなったり、電圧が不安定で充電が途切れたり、最悪の場合iPhone本体の故障につながるリスクもあります。
iPhone本体(ハードウェア)の問題
アクセサリーやソフトウェアに問題がない場合、iPhone本体側に原因がある可能性を考えます。
充電ポート(Lightningポート)の汚れや破損: ポケットやバッグの中に入れているうちに、充電ポート内部にホコリや糸くず、ゴミなどが詰まってしまうことは非常によくあります。このゴミが緩衝材のようになり、ケーブルが奥までしっかりと挿さらず、接触不良を引き起こします。また、落下などの衝撃でポート内部の端子が壊れているケースもあります。
これはほとんどの長年使ってきたiPhoneに見られ、充電がしにくくなる大きな原因の1つのです。
バッテリーの劣化: iPhoneに使われているリチウムイオンバッテリーは消耗品です。充放電を繰り返すうちに、蓄えられる電力の最大容量が徐々に減っていきます。バッテリーの劣化がかなり進むと、電力の供給が不安定になり、充電が正常に行えなくなったり、突然シャットダウンしたりすることがあります。
内部基板(ロジックボード)の故障: 落下や水没など、強い衝撃や水分が原因でiPhone内部の精密な電子回路(基板)が損傷すると、充電を制御するチップが故障し、充電ができなくなることがあります。これは最も深刻な故障の一つです。
充電環境の問題
iPhoneやアクセサリーだけでなく、充電を行っている環境が原因となることもあります。
電源供給元の問題: 使っている壁のコンセントや電源タップ、パソコンのUSBポート、モバイルバッテリーなどが、安定した電力を供給できていない可能性があります。
高温・低温環境: iPhoneは精密機器で、動作に適した温度範囲が決まっています。特に、真夏の車内など極端な高温環境下で充電すると、バッテリー保護のために充電が80%で停止したり、完全に中断されたりする保護機能が作動します。
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【自分でできる】iPhoneの充電が途切れる時の対処法9選

原因のあたりをつけたら、次は実際の対処法を試していきましょう。お金がかからず、誰でも簡単に試せるものから順番に紹介します。
対処法1:iPhoneを再起動する
まず最初に試すべき最も簡単な対処法が、iPhoneの再起動です。
ソフトウェアの一時的な不具合や、メモリ上に溜まった不要なデータが原因の場合、再起動によってシステムがリフレッシュされ、問題が解消されることがよくあります。充電に限らず、iPhoneの動作に何か違和感を覚えたら、まずは再起動を試すのが基本です。
▼ 再起動の方法(機種により異なります)
・iPhone X、11、12、13以降: サイドボタン(電源ボタン)と音量ボタン(上下どちらか)を同時に長押しし、「スライドで電源オフ」をスライド。電源が切れたら、再度サイドボタンを長押ししてAppleロゴが表示されるまで待ちます。
・iPhone 6、7、8、SE(第2・第3世代): サイドボタンを長押しし、「スライドで電源オフ」をスライド。電源が切れたら、再度サイドボタンを長押しします。
対処法2:充電ポート(Lightningポート)を掃除する
再起動で直らない場合、次に疑うべきは物理的な接触不良です。特に充電ポート内部のゴミ詰まりは、充電トラブルの非常によくある原因です。
【注意点】 ポート内部は非常にデリケートです。金属製のピンセットや針で内部を強くこすると、端子が傷ついて、完全に壊れてしまう危険性があります。作業は自己責任で、慎重に行ってください。
▼ 安全な掃除方法
1,電源をオフにする: ショートを防ぐため、必ずiPhoneの電源を切ってから作業を始めます。
2,内部を照らして確認: ペンライトなどでポート内部を照らし、ホコリやゴミが詰まっていないか目で見て確認します。
3,優しく取り除く: 爪楊枝、竹串など、金属製ではない細い棒状のもので、内部の壁に沿わせるようにして優しくゴミをかき出します。中心にある端子には極力、触れないように注意してください。
4,エアダスターで吹き飛ばす(推奨): もしあれば、エアダスターで内部のホコリを吹き飛ばすのが最も安全で効果的です。この際、缶を逆さまにすると冷却ガスが噴射され、結露の原因になるので注意してください。
驚くほど大きなホコリの塊が出てくることも珍しくありません。掃除後、ケーブルが「カチッ」と奥までしっかり挿さるようになれば、問題が解決する可能性は高いです。
対処法3:充電ケーブルやACアダプタを交換してみる
物理的な掃除でも解決しない場合、アクセサリーの故障を疑います。
まずは、今使っているケーブルやACアダプタが原因でないかを確かめるため、家族や友人が持っているものなど、正常に使えることがわかっている別の充電アクセサリーで試してみてください。
もし別のアクセサリーで問題なく充電できるなら、原因はあなたのケーブルかアダプタにあります。特にケーブルの根元は断線しやすいので、念入りに確認しましょう。
新しいものを買う際は、Apple純正品か、信頼性の高い「MFi認証」ロゴが付いた製品を選ぶことが大切です。安い非認証品は、iPhoneの故障リスクを高めるので避けるべきです。
対処法4:別のコンセントや電源で試す
特定のコンセントや電源タップの不具合も考えられます。いつも使っている場所とは違う、別の部屋の壁コンセントに直接挿して試してみてください。
また、パソコンのUSBポートから充電している場合は、ポートの電力供給が不安定なこともあります。ACアダプタを使って壁のコンセントから充電を試すことで、原因がパソコン側にあるのかを切り分けられます。
対処法5:iOSを最新バージョンにアップデートする
ソフトウェアのバグが原因の場合、iOSを最新バージョンにアップデートすることで解決することがあります。Appleは、定期的にソフトウェアのバグ修正やパフォーマンス改善を含むアップデートを配信しています。
現在のバージョンが最新でない場合は、アップデートを試してみる価値があります。
▼ アップデートの確認方法
「設定」アプリ > 「一般」 > 「ソフトウェアアップデート」
アップデートがある場合は、画面の指示に従ってインストールします。バッテリー残量が少ないとアップデートできないので、ある程度充電できる状態で行う必要があります。
対処法6:バッテリーの状態を確認する
長年使っているiPhoneの場合、バッテリーそのものが寿命を迎えている可能性があります。バッテリーの劣化は、充電が不安定になる直接的な原因です。
▼ バッテリー最大容量の確認方法
「設定」アプリ > 「バッテリー」 > 「バッテリーの状態と充電」
ここで「最大容量」のパーセンテージを確認できます。この数値が85%を下回ってくると、バッテリーのパフォーマンス低下を体感しやすくなります。80%を切ると、Appleのバッテリー交換サービスの対象になります。「バッテリーに関する重要なメッセージ」が表示されている場合は、劣化がかなり進んでいるサインです。
対処法7:「最適化されたバッテリー充電」を一時的にオフにする
iOS 13以降に搭載されている「最適化されたバッテリー充電」機能は、バッテリーの劣化を遅らせるために、ユーザーの充電習慣を学習し、80%以上の充電を保留することがあります。
これが何らかの理由で誤作動し、充電が途切れているように見える可能性もゼロではありません。一度この機能をオフにして、充電が100%までスムーズに行われるか確認してみましょう。
▼ 設定の変更方法
「設定」アプリ > 「バッテリー」 > 「バッテリーの状態と充電」 > 「最適化されたバッテリー充電」のスイッチをオフにする。
ただし、これはあくまで一時的な確認のための操作です。問題が解決したら、バッテリーの寿命を延ばすためにオンに戻しておくことをお勧めします。
対処法8:iPhoneの温度を適正に保つ
iPhoneは、極端な高温または低温環境では正常に機能しないことがあります。特に、充電中に動画を見たり、負荷の高いゲームをプレイしたりすると、本体が熱を持ちやすくなります。
iPhoneが熱くなりすぎると、バッテリーを保護するために充電速度が落ちたり、80%で停止したりします。もし本体が熱いと感じたら、一度充電ケーブルを抜き、ケースを外して涼しい場所で本体の温度が下がるのを待ってから、再度充電を試してください。
対処法9:ワイヤレス充電を試してみる(対応機種の場合)
iPhone 8以降の機種をお使いであれば、ワイヤレス充電(Qi充電)を試すことで、問題の切り分けができます。
もしワイヤレス充電では問題なく充電できる場合、原因はLightningポートの物理的な故障、あるいはLightningケーブル側にある可能性が非常に高いと判断できます。逆に、ワイヤレスでも充電が途切れる場合は、バッテリーや内部基板、ソフトウェアの問題が考えられます。
対処法を試しても改善しない場合

ここまで紹介した9つの対処法を全て試しても状況が改善しない場合、残念ながら自分で解決するのは難しい、ハードウェアの故障である可能性が高いです。その場合は、専門家による診断と修理が必要になります。
Apple正規サービスプロバイダか非正規修理店か
修理の選択肢は大きく分けて2つあります。
Apple Storeまたは正規サービスプロバイダ: Apple純正部品を使った、質の高い修理が受けられます。保証期間内であれば無償、保証対象外でも安心して任せられます。ただし、修理費用は比較的高額になる傾向があり、データを初期化する必要がある場合がほとんどです。
非正規のiPhone修理店: 正規店よりも安くて、データを消さずに即日修理してくれる店舗が多いのがメリットです。ただし、使われるパーツは純正品ではなく互換品で、修理店の技術力にもばらつきがあります。一度非正規店で修理すると、その後Appleの公式サポートを受けられなくなる可能性がある点には注意が必要です。
どちらを選ぶかは、費用、修理時間、データの重要性、今後のAppleのサポートなどを総合的に考えて判断する必要があります。
バッテリー交換を行う
バッテリーの最大容量が80%前後に落ちていることが原因であれば、バッテリーを交換することで問題が劇的に改善します。Apple Storeや正規サービスプロバイダでのバッテリー交換は、iPhoneのモデルにもよりますが、1万円〜2万円程度が目安です。
本体を買い替えるよりは安く、iPhoneのパフォーマンスを回復させる有効な手段です。
充電トラブルを機にiPhoneの買い替えを検討する

修理には数万円の費用がかかることもあります。特に、使用年数が長いiPhoneの場合、高い修理費用を払うべきか、新しいモデルに買い替えるべきか、判断が難しいところです。
修理費用と新しいiPhoneの価格を比較する
例えば、バッテリー以外の基板修理などで5万円以上の費用がかかると診断された場合を考えてみましょう。その費用を古いモデルの修理に使うよりも、少し予算を追加して最新モデルや、状態の良い中古・リファービッシュ品を買った方が、処理性能やカメラ機能も向上し、長期的に見て満足度が高くなる可能性があります。
ご自身のiPhoneの使用年数や、求める性能、そして修理の見積額を比較し、冷静に判断することが大切です。
古いiPhone、壊れたiPhoneはどうする?
「でも、充電が不安定な壊れたiPhoneなんて、誰も買い取ってくれないだろう」
そう考えて、機種変更時にキャリアの下取りに出したり、自宅で眠らせてしまったりする方が非常に多いです。しかし、それは非常にもったいない選択かもしれません。
充電ができない、画面が割れているといった状態でも、専門の買取業者であれば価値を見出し、想像以上の価格で買い取ってくれるケースがあります。
リノスマで売るメリット
リノスマはiPhone専門の郵送買取・販売ショップです。
通常の買取店で減額になる内容が減額なしで買い取ることが可能です。
・バッテリー劣化による減額なし
一般的な買取店では最大容量が80%を下回ると数千円〜1万円単位で減額されますが、リノスマは“バッテリーは消耗品”とし、まさに今回の充電トラブルのようにバッテリーが劣化しているiPhoneでも、その分の減額はありません。自社に修理スタッフが在籍しているので自社で交換できるため、劣化分をお客様に負担させません。
・壊れていても買取OK
今回の充電ポートの故障の疑いがある端末はもちろん、画面割れ・背面ガラス割れ・カメラレンズ割れありなどの故障でも高額買取が可能です。
・非正規修理歴でも基本減額なし
他店やご自身でバッテリーやディスプレイを交換した端末も買い取り可能です。純正・互換部品を問わず、独自の機能テストに合格すれば減額対象外。パーツ互換性に不安がある場合でもプロが再整備するので再販クオリティを担保できます。
あとは、「付属品の有無」、「SIMロック解除の有無」で減額や査定金額が変わることもありません。
「他店で大幅減額された」「キャリア下取りで数百円と言われた」という端末でも、リノスマなら数千〜数万円アップするケースが多数あります。
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修理費用を払う代わりに、古いiPhoneを売って新しいiPhoneの購入資金に充てる。これも賢い選択肢の一つです。
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よくある質問(FAQ)
「Made for iPhone/iPad/iPod」の略で、Appleが定める性能基準を満たした、サードパーティ製のアクセサリーであることを示す認証プログラムです。MFi認証ロゴがある製品は、iOSのアップデート後も安心して使える信頼性の高い製品です。
はい、エアダスターは直接端子に触れることなくホコリを吹き飛ばせるので、最も安全で推奨される掃除方法の一つです。ただし、缶を傾けたり逆さにしたりして冷却液が噴射されないよう、使い方には注意してください。
一般的に85%を下回ると体感できるパフォーマンスの低下が見られ始め、Appleの公式な交換目安は80%未満です。ただし、使い方によっては80%以上でも不便を感じる場合は交換を検討してもいいでしょう。
主に2つの原因が考えられます。一つは、iPhoneが熱くなりすぎたためにバッテリーを保護する機能が作動している場合。もう一つは、バッテリーの寿命を延ばすための「最適化されたバッテリー充電」機能が作動している場合です。
まとめ
いかがでしょうか?
iPhoneの充電が途切れるというトラブルは、多くのユーザーを悩ませる問題ですが、その原因はいろいろあります。パニックにならず、まずは本記事で紹介した「自分でできる対処法」を一つずつ冷静に試してみてください。
1,ソフトウェアを疑う(再起動・アップデート)
2,物理的な接触を疑う(ポートの掃除・アクセサリーの交換)
3,バッテリーの劣化を疑う(状態の確認)
4,環境を疑う(電源・温度)
この順番で原因を切り分けていくことで、原因となる問題が判明することが多いです。
ぜひ、今回の記事を参考に対処法を試してみてください!
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